再生トナーはどれも一緒だと思っている方も多いと思いますが、再生トナーメーカーによって品質が異なります。
ここでは、間違いのないメーカーの選び方のポイントを説明します。
再生トナーメーカーは数多くありますが、間違いのないメーカーを選定するためのポイントとして、ちまたでよく発生する再生トナーのトラブル解決法を例にご説明いたします。
トナーにより異なる印字枚数
・純正トナーから再生トナーに替えたら交換頻度が多くなった。
・再生トナーの購入先を変えたら以前の半分くらいしか印刷できない。
ということはありませんか? あるいは、聞いたことがありませんか?
実は、再生トナーの印字寿命は再生トナーメーカーによって異なるのです。
再生トナーの実印字枚数は、再生トナーメーカーにより純正品の1.5倍も印字できるものがある反面、純正品の半分程度しか印字できないものも存在します。
再生トナーを購入する際には、実印字枚数を考慮し慎重に再生トナーメーカーを選択する必要がありますが、その際は一般社団法人日本カートリッジリサイクル工業会(AJCR)が制定したE&Qマーク(注1)認証会員が提供するE&Qマーク付製品であれば、純正品実印字枚数90%以上を基準としていますので安心と言えます。
再生トナーによるプリンターの故障・汚れ
・プリンター内部がトナーで汚れる。
・特に冬場は汚れるような気がする。
・プリンターメンテナンス費用が余計にかかってしまう。
という事はありませんか?
印字品質不具合で最も多い現象として、プリンター内部のトナー汚れが挙げられます。
プリンター内部がトナーで汚れてしまうと、印刷物の汚れやプリンターの故障の原因にもなります。
また、トナーは季節による温度、湿度の変化の影響で、印字汚れなどの不具合を引き起こす可能性があります。
その影響でプリンターメンテナンス等の頻度も増え、費用も余計にかかることがあるのです。
これを避けるには、純正品でのプリンター内部の汚れを試験で確認し、再生トナーでもプリンター内部のトナー汚れが純正品同等またはそれ以下になるように開発しているメーカーを選ぶのが良いでしょう。
また、外部環境の変化(温度・湿度の変化)に対応できる再生トナーを製造するために、環境試験室(注1)を所有し人工的に冬場と夏場のオフィス環境をつくり、その中で印刷試験を実施して通年で安定した品質となるように、開発を行っているメーカーなら品質への信頼性が高いと言えます。
尚、環境試験室を保有し、上記の試験、確認を行っているのは、再生トナーメーカーでもごくわずかです。
純正品と誤認しないための打消し表示の明確化
すべての再生トナーにおき、お客様が純正品と誤認識することがないような打消し表示をしているメーカーの製品であることが大変重要です。
これは、不正競争防止法に対する違反防止策として、重要なポイントとなります。
例えば、次のような打消し表示が望ましいと言えます。
「本製品は使用済みカートリッジを〇〇社が再生したものであり、純正メーカーが再生した製品ではありません。当社以外の会社名及び製品名は、各社の商標または登録商標です。」
トラブル発生時の明確な連絡先
・不具合時に問合せ先がわからない。
・購入先に問合せても、たらい回しにされることがある。
・不具合時にメーカーメンテナンスの担当者から再生トナーの使用が原因と言われる。
という事はありませんか?
再生トナーに製造者名と連絡先が書かれており、専任のオペレーターが対応できるメーカー(注1)の製品であれば、万が一のアフター体制を整えていると考えて良いでしょう。
ご使用中に何か問題が起こっても安心ですし、製造物責任(PL法)も明らかにしているので、信用性の高いメーカーと言えます。
保証内容の明確化・不具合調査報告書の発行
製品の保証内容(注1)について書面で明確にしているメーカーを選ぶことも重要なポイントです。
すべての製品にその書面を同梱しているメーカーであれば安心と言えます。
また、再生トナーの不具合が発生した際に、その原因をしっかり調査し、調査報告書を発行できるメーカーであることも重要です。
もし、トナーが原因でないことが判明した場合でも、納得していただけるような調査報告書の発行ができるメーカーの製品であれば、安心して使用することができるでしょう。
更に、再生トナーの不具合状況(注2)を定期的にホームページ等で公開しているようなメーカーであれば信頼度が高いと思われます。
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(注2)今月の再生トナー不具合率 の例をご案内いたします!
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